CHICO BUARQUE EN ESPANOL

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CHICO BUARQUE EN ESPANOL(1982)

 このアルバムは、シコ・ブアルキが自作曲をスペイン語で歌い収録した作品。スペイン語圏の人々にも、シコの歌がちゃんと聴かれているのだと分かる。

 有名な"QUE SERA (原曲:O QUE SERA - A FLOR DA TERRA)"からして、スペイン語がとても曲調にフィットしている。ここでもミルトン・ナシメントが参加。

 "MAR Y LUNA (原曲:MAR E LUA)"も美しいし、"GENI Y EL ZEPELIN (原曲:GENI E O ZEPELIN)"もスペイン語の雰囲気にぴったりで、哀愁のメロディを堪能できる。優美なメロディの"TE AMO (原曲:EU TE AMO)"もしっとりと聴ける。

 "A PESAR DE USTED (原曲:APESAR DE VOCE)"や"MAMBEMBE (原曲:同名)"などの陽気な曲はもちろん、"COTIDIANO (原曲:同名)"や"ACALANTO (原曲:同名)"などの愁いのある曲も、いつもと少しばかり違った感じで楽しめるのが嬉しい。

 シコの歌はポルトガル語が一番合っていると思うけれど、結局は、スペイン語であろうとポルトガル語であろうと、シコのつくる曲の良さを実感することになってしまう。