O GRANDE CIRCO MISTICO

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O GRANDE CIRCO MISTICO(1983)

 このアルバムは、ブラジルの詩人であるジョルジ・デ・リマの作品をもとに、シコ・ブアルキが作詞を担当し、エドゥ・ロボが作曲を行った作品である。

 エドゥとシコが歌うのはもちろん、ブラジル音楽界の有名なアーティストが多く参加して素晴らしい歌を聴かせてくれる。

 歌声を披露しているのは、ガル・コスタ、ジャニ・ドゥボッキ、ジジ・ポッシ、シモーニミルトン・ナシメント、ジルベルト・ジル、チン・マイアという素晴らしいアーティストたちである。エドゥ・ロボとシコ・ブアルキは仲よくデュエットしていたりする。

 ここでは、アントニオ・カルロス・ジョビンが美しいピアノを弾き、マルシオ・モンテホヨスがトランペットの演奏を披露している。

 ジャニ・ドゥボッキやジジ・ポッシの歌声もきれいだが、このアルバムで一番の聴きものは、やはりミルトン・ナシメントの歌声である。エドゥ・ロボの曲も素晴らしいのだけれど、ミルトンの歌声は天から舞い降りてきたような美しさで、大きな音で初めて聴いたときは思わず涙が出てしまったほど。