DUETOS

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DUETOS(2002)

 このアルバムは、過去にシコ・ブアルキが他のアーティストたちとデュエットをしたナンバーを収録したもので、シコのオリジナルに限らず、コール・ポーターをはじめとして他のアーティストの作品も聴くことができる。

 シコとデュエットを聴かせてくれるのは、アントニオ・カルロス・ジョビン、アナ・ベレンディオンヌ・ワーウィック、エルバ・ハマーリョ、エルザ・ソアレスジョアン・ド・ヴァリ、ジョニー・アルフ、メストリ・マルサル、ミウシャ、ナナ・カイミ、パブロ・ミラネス、セルジオ・エンドリゴ、ゼカ・パゴヂーニョといった面々である。

 どの曲も素晴らしいが、アナ・ベレンと歌う"MAR Y LUNA"やエルザ・ソアレスと歌う"FACAMAS (VAMOS AMAR)"などが特に聴きごたえがある。姉のミウシャアントニオ・カルロス・ジョビンとで歌う"DINHEIRO EM PENCA"は10分間の大作である。

 メストリ・マルサルと歌う"DESALENTO"は、シコの哀感のこもったメロディが美しい作品。このアルバムの中ではいちばん気に入っている。