MORTE E VIDA SEVERINA

f:id:timtakano:20171126012237j:plain

MORTE E VIDA SEVERINA (1966)


 ブラジルはレシーフェ生まれの詩人、ジョアン・カブラル・デ・メーロ・ネット (1920~1999)とシコ・ブアルキが共に制作した同名映画のサウンドトラック盤で、タイトルから推測すると死と生をテーマにした作品のようである。

 内容は、ほとんどがブラジルの古い舞踏曲のように聴こえるが、詳しいことはよくわからない。鉄弦ギターらしい演奏も聴こえてきて、ブラジルの古い音楽に詳しい人が聴くと、意外と貴重な録音だったりするかもしれない。そんな曲の合間にはナレーションや登場人物らしい会話が挿入されている。

 シコの手になる"FUNERAL DE UM LAVRADOR"は、もの悲しいメロディの曲で、この映画の暗い部分を象徴しているように聴こえてくる。映画の内容を知らずに聴いていると、なぜか昔のドラマの悲しい一場面が思い浮かぶから不思議だ。